僕は1カ月間バックパッカーとして中国に行きました。
中国でバックパッカーをした初日に恐怖体験にあったので記事にしてみました。
バックパッカーを目指している人には役立つ記事になっていると思います。
中国にはさまざまな危険があります。
そのなかでも空港、タクシーは細心の注意を払うべきです。
空港に着いて安心してはいけません。
勝負はそこから。
白タクVS日本人旅行者
戦いです。ときに生死がかかわります。(それはいいすぎ)
僕が体験した中国旅行1日目の出来事を教訓に生かしてくれると幸いです。
中国旅行1日目に野宿!出鼻をくじかれるの巻
2017年8月16から1カ月間、僕は中国旅行にいきました。
バックパックで相棒との2人旅です。
飛行機の中では、ワクワクと恐怖で交差していました。
初めての海外旅行で、それも中国に1カ月という未知の体験。
鼻からビビっていた僕は、手に汗びっしょりでした。
「中国語も英語もまともに喋れへん2人で大丈夫かな...」
そんな不安な気持ちが7割くらいを占めていました。
~到着~
そんなこんなで到着です。
僕たちはその日、夜中の1時くらいに中国浦東国際空港に着きました。
空港に着いたときには、外は真っ暗で、妙に日本と空気感が違うな~という印象。(ビビってるだけ)
「よし、予約しているホテルまでのタクシーを探そう」
僕たちは空港の中を歩き始めました。
空港のゲートを抜けると、ホテルのコンシェルジュの格好をした白い服の男が、数人立ってました。
名札をしていて、そこにはホテルの名前もしっかり書いています。
あ、どうも~
君、タクシー乗っていきな!安いよ200ぐぇんだよ!
(ぐぇん??)
円(えん)か元(げん)どっちや!
200ぐぇんだ。はっはっはっ~。
「こいつ、怪しくね?」
と僕は思いました。
僕は電卓を出して丁寧に聞き直しました。
なんぼですか?
200(ゆっくり大きくはっきりと)ぐぇんだ。
.......。
どうやら、元と円を混乱させて僕たちをだまそうとしているようです。
服装から話すことまで突っ込みどころ満載な中国人でした。
当時のレートでいうと1元=17。
200元ということは、3400円もします。
タクシーで3400円というと、中国ではかなりの大金です。
僕はあらかじめ飛行機の中でタクシーの相場を調べていたので、ホテルまでだいたい高くて50元くらいだろうと踏んでいました。
だまされるわけないやろ!
これに引っかかる人はだいぶ天然というかおバカさんくらいかなと思うんですが、一応中国に行く方は注意してください。(笑)
僕は服装と名札を見て信用しそうになりました。
このように、中国人はコント見たいな稼ぎ方をしてくるので注意です。
そこから僕は空港の中をさらに歩き回りました。
「タクシーを探さなければ...」
周りの白タクおじさんたちを避けながら、僕たちは歩きました。
※白タクとは高額でタクシーに乗せようとする良心のかけらもない違法タクシーのことです。空港を降りたらたくさんいます。
とりあえず白タクから逃げるために人気がいない場所に移動しました。
そしたら、運よくタクシー乗り場にたどり着きました。
「よっしゃ!なんか気前のよさそうなおっちゃんおる!!」
タクシーに乗ってから、おっちゃんに事前に予約していたホテルの画面をみせました。
「わかった!そこだな、まかせとけ!(ブゥゥbぅbン)
よっしゃこれでやっとホテルで寝れる...。
タクシーの中では、そのおっちゃんはしきりに携帯で中国語を日本語に翻訳しながら、楽しそうに喋ってきてくれました。
俺の息子は日本に住んでるんだ!
え~すごい偶然ですね~
すごくないですか?
中国で最初に乗ったタクシーのおっちゃんの息子が日本人って!
とてもフレンドーでした。
「おっちゃんがタクシー乗り場におってくれてよかったな~」
「中国人ってフレンドリーなひと多いんかなぁ。とにかく最初にまともに話す中国人がこんな人で安心するわ~」
と僕は思っていました。
そんなこんなで仲良くしゃべってる間に時間が経って行ったんですけど、しばらくしてあることに気付きました。
ん...。え、、あれ.........。なんか.....高速道路走ってない?????
僕は急いで日本から持ってきてたWi-Fiを起動して、グーグルマップを開けました。
そして気付きました。
「あ...。右行かなあかんとこガッツリ左いってるやん...。予約してたホテルとっくに過ぎてるし...。」
僕たちは焦りました。
僕らは必死に「右に曲がってください」って言うんですけど、まったく英語が通じない。
「ライト」
この英単語すら通じません。
僕たちはさらに焦りました。
── 一体僕たちは、どこに行くんだろう..............。──
焦りを通り越してほぼ思考停止状態の僕たちを横目に、おっさん(おっちゃん改め以下おっさん)は携帯翻訳で息子の話をしてきます。
焦りとは裏腹に高速道路っぽい道を引き返すことはできません。
僕たちは半ばあきらめモードでおっさんの息子の話に付き合っていました。
そしてついに。
タクシーのおっさんは、僕たちを全く未知のホテルに連れていきました。
── どこだ、ここは。──
そこは一泊たしか7000円くらいのホテルの前でした。
お金ももったいないしそんなとこ泊まれねぇ....。
中国旅行を1カ月10万円くらいで過ごそうとしてたので、1日目から7000円のホテルだなんて、そんな贅沢できません。
だから、
僕たちは苦渋の決断を下さざるを得なかった。
そんなことしたくはなかった。
でも、しなければいけなかった。
──野宿──
なぜ僕たちは野宿を選んだんでしょうか。
それは当時の僕たちにしかわかりません。
いま考えると、7000円をケチった僕たちはただのアホとしか思えません。
- タクシー代で約3000円とられる(当時は1万円くらい取られた気分でした)
- お腹は空いている(夜中の2時を過ぎています)
- ホテルには泊まれない
あの時の2人のテンションは最悪でした。
周辺のホテルを探しましたが、空いてるはずもありません。
..............。
怖いなぁ....。
せやなぁ.....。
どうしよか.....。
とりあえず、歩いてみよか.....。
とぼとぼ歩き始めました。
....。
無言が続きます。
~5分経過~
.....。
.....え。
........あ!!
........まじか、ファミマあるやん!!
僕たちの前に、神が舞い降りました。
かの日本を代表する素晴らしきコンビニエンスストア。
ファミリーマートです♪
24Hですよ!!
僕たちが探していた24H!!
ありがとうなぁ、ファミマ!
ファミマは神様!
そんな気持ちでした。
外には不気味な野犬がおる。お腹は空いてる。あの日ファミマがなかったらどうしてたんだろうか。
そのファミマにはイスまでついていました。
どこまでもファミマは神様。
でも、ご飯は給食の残りかすみたいな味でした。(それでもありがとうファミマ)
そうして、僕たちはファミマで一夜を過ごしました。
疲れた体で、硬いイス。
硬いイスで、一夜。
でも、そんなことよりもファミマに感謝しないと。
そんな感じの1日目でした。
なんとか野宿はまぬがれました。
今思うと、あのおっさんは常套手段に引っかかったんじゃないか?
と疑っています。
「そのホテルなら任せとけ!!!」
という態度。
「おれの息子は日本に住んでるんだ!!」
という言葉。
携帯の翻訳アプリを使い慣れていること。
そして、タクシーを降りた後に必死の顔で請求してきたこと。
僕たちはおそらく白タクに引っかかったのでしょう。
当時は生きることに必死でしたが、お腹を満たした状態で冷静になって考えてみると、どう考えてもあれは白タクでしょう。
あのとき僕は「人間誰でも間違えることはあるやろ。仕方ない。」
と思っていました。
でも、よくよく考えてみるとあれは白タクだったんじゃないかなぁと思うわけです。
この日は、28日間の中国旅行で1番印象深い日でした。
これが白タクに乗ってしまったボクの体験談です。(笑)
中国でバックパッカーをする際の3つ注意点
- 真夜中到着の飛行機には乗らない
- タクシーに乗る前に値段交渉する(中国語話せない人は筆談でOK)
- おれの息子は日本に住んでる!とアプリ翻訳を使って話しかけてくる少し太めのタクシーのおっさんには気をつける
最低限この3つは注意してください。
以上、中国旅行初日にいきなり出鼻をくじかれた恐怖体験談と注意点でした。
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— ズカイビト@1ヶ月で27➡︎1000超 (@zukaibito) 2018年6月13日
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「ウサギとカメ」の解釈から思うこと|あかゆしか @akyska|note(ノート) https://t.co/ri2poBkvyk pic.twitter.com/oCSnWQZQYI
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